
複合機の印刷方式にはレーザー方式とインクジェット方式があります。また、レーザー方式の中には、モノクロレーザー方式とカラーレーザー方式があります。
一般的にビジネスにおいては、カラーレーザー方式の複合機を導入されることが多いですが、これらの方式の違いについて具体的にどのような違いがあるのかご存知でしょうか?
今回の記事では、モノクロレーザー方式のおすすめポイントを踏まえながら、どのような業態にモノクロレーザー方式の複合機が適しているか、どのようなオススメ機種があるかについて案内したいと思います。
▶目次
1、モノクロレーザー方式とインクジェット方式
複合機のモノクロレーザー方式とインクジェット方式の相違点について解説します。
仕組みの違い
レーザー方式は、感光体にレーザーを使って印刷イメージを描き、トナーを付着させて印刷するプリンターです。
カラーレーザー方式は、カラーコピーが可能なレーザー方式の複合機のことで、現在ビジネスで最も一般的に利用されているタイプの複合機です。モノクロレーザー方式は、白黒専用のコピー機です。
インクジェットプリンターは、インクを直接コピー用紙にふきつけることで印刷をする方式です。インクの種類やふきつけ方はメーカーや機種によって少しずつ異なりますが、インクに圧力や熱を加えて「微粒子」にすることにより、用紙に直接ふきつけることが可能となります。
それぞれの強み
レーザープリンターの強みは印刷速度が速いことです。印刷する枚数が多ければ多いほど、レーザー方式の印刷の速さを活かすことができます。また、レーザー方式の場合はインクがにじまないので、細かな文字や画像をはっきり印刷することが可能なことや商品電力が少ないといったメリットもあります。
一方のインクジェットプリンターは、色の再現性が高いことです。カラーコピーを多く利用される場合は、無条件にインクジェットプリンターがお勧めです。
ランニングコストについて
レーザー方式とインクジェット方式のランニングコストについて比較した場合に、大きな違いが生じるのが消費電力についてです。
機種にもよりますが、特に大量印刷をする際には、モノクロレーザー方式のコストパフォーマンスが非常によくなります。
また、インクジェット方式と比較して消費電力が非常に安いというメリットがあげられます。
モノクロレーザー方式のおすすめポイント
以上を踏まえると、インクジェット方式と比較した場合のモノクロレーザー方式複合機のおすすめポイントは、以下のポイントがあげられます。
- 印刷コストが安い
- 文字が鮮明に印刷できる
- 印刷速度が速い
- 両面印刷に対応できる
2、モノクロレーザー複合機導入に向いている業態とオススメ機種
モノクロレーザー複合機導入に向いている業種とオススメ機種について紹介します。
モノクロレーザー複合機オススメ業界
モノクロレーザー複合機は、一般的に以下の業界に適しており、導入事例が数多くあります。
- 士業
- 病院、医療機関
- 学校などの教育機関
膨大な書類を必要とする士業では、コスパが良く高速印刷が可能なモノクロレーザー複合機が非常に向いています。
カルテや処方箋など、患者の方に渡す白黒の書類が多い病院や医療機関でも小野黒レーザー複合機が非常に向いています。印刷スピードの向上は、患者の方の待ち時間短縮にもつながります。
生徒への配布プリントの多い学校でもモノクロレーザー複合機が活躍します。
ただし、学校の場合は学校説明会や保護者向けプリントなどカラーコピーが必要な場面も少なくないので、カラー印刷可能な機種がすでにある場合の予備のコピー機としての活用が中心となるでしょう。
モノクロレーザー複合機おすすめ機種
モノクロレーザー複合機として、おすすめの機種を紹介します。
- ブラザー MFC-L2720DN
- EPSON LP-380DN
高速プリントに対応した、コンパクトながら標準機能が高い機種です。
(特徴)
見やすい2.7インチカラー液晶タッチパネル
自動両面プリントでコスト削減効果あり
最大35枚読み取り可能で、大量コピーOK
はがきサイズ~A4サイズまで生産性・画質・使い勝手の良さに優れたモデル。
(特徴)
大量印刷が可能なオフィス向き30万ページの高耐久性
サイズの異なる用紙の同時セットも可能
ビジネスを停滞させない大容量トナー
いずれの機種も、コスト面や生産性の部分で、ビジネス利用を対象に作られた機種です。
白黒コピー中心のユーザーの方は、用紙のサイズやコストを踏まえながら検討されてみてはいかがでしょうか。
3、まとめ
モノクロレーザー方式の複合機について、モノクロレーザーの特徴や強みを踏まえながら紹介しました。
モノクロレーザー方式は、インクジェット方式と比較するとコスト面や印刷品質に優れているため、特に大量印刷される場合には導入メリットが大きくなります。特にコピーやプリントアウトが大量になりがちな業態では、重宝されることになるかと思います。
エプソンやブラザーなどのメーカーから発売されている新機種はよりコスト面や性能面が向上しました。
検討されてみてはいかがでしょうか?