
日本国内で利用されている複合機・プリンターは国産メーカーのものがほとんどです。
キヤノン、リコー、富士ゼロックス、コミかミノルタ、シャープなどがその代表的メーカーです。
これらの業者はいずれも技術力が非常に高く、どの製品も高品質です。機能的にはどのメーカーのものを選んでも、遜色ありません。
しかしながら、用途や好みによってオススメの複合機・プリンターは異なります。
今回の記事では、プリンター・複合機のオススメについて紹介します。
▶目次
1、プリンター・複合機のメーカーの特徴
メーカー別に複合機・プリンターの特徴とオススメポイントを紹介します。
キヤノン
複合機国内トップシェアを誇るのがキヤノンです。
トップシェアを誇る理由としては、総合力の高さがあげられます。
省スペースと高速印刷に特に力が入れられており、操作性にも優れている万能の複合機・コピー機といえるでしょう。
どのメーカーのものを購入するか決め手に欠けるという方は、キヤノンの製品を選んでおけばまず間違いはないといえます。
リコー
リコーの特徴は、サポート体制が充実していることです。
官公庁への導入実績が多いことで知られており、万全のサポート体制と操作方法の易しさに定評があります。
技術面でも申し分なく、ビジネスで利用する際のデメリットは特に見当たりません。
ゼロックス
ゼロックスは、印刷の画質が優れていることで有名です。
デザイナーや広告関連の企業が、複数のコピー機を比較検討した結果、ゼロックスを選択されることが多いという話をよく耳にします。
また、営業拠点が多く、サポートが迅速という点も評価が高いポイントの一つです。
標準画質の高さにこだわって選ばれる場合には、ゼロックス製品がおすすめです。
シャープ
コスパの良さを重視される場合には、シャープ製品がおすすめです。
標準機能の高さでは、他のメーカーと遜色ないうえに、イニシャルコスト、ランニングコストともに比較的安いという特徴があります。
ランニングコストに関しては、省エネ設計にこだわって作られています。
デメリットを上げるとしたら、カラーコピーの品質はやや他社に劣るといわれています。
コミカミノルタ
コミカミノルタにおいて特筆すべきところは、機種が豊富でデザインが洗練されたものが多いことです。洗練されたオフィスを演出するのに最適といえるでしょう。複合機としては唯一グッドデザイン賞を受賞しています。
基本性能も非常に高く、デザインを重視しているから他がないがしろというわけでもありません。
エプソン・ブラザー
エプソンやブラザーのコピー機は、家庭用のものが中心ですのでビジネスでの高速印刷や高品質な印刷にはあまり適していません。ただし、印刷枚数が月に500枚以下であったり、複合機の補助としての目的として使用されたりする場合には重宝するケースもあるでしょう。
2、状況別おすすめ複合機・プリンター
複合機・プリンターは利用状況によっておすすめ商品が変わってきます。
状況に応じた機種を選択することが重要です。
小規模の営業所や個人事務所など
事務所のスペースが少なく、人員も限られるこれらのスペースでは、大きな複合機を導入すると逆に邪魔になってしまい業務効率を落としてしまうことになります。
小型で省スペースに優れた機種を比較検討しましょう。
印刷速度や品質についても気になりますが、トレイの数についても事前に確認しておきましょう。
トレイの数が少ないと、印刷サイズに合わせて用紙を出し入れする手間が増えたり、必要がないにもかかわらず大きな用紙で印刷したりすることになってしまい、無駄なコストが発生してしまうことがあります。
高齢者や機械に不慣れなスタッフが多い場合
女性スタッフや年配者が多い職場では、機械操作に不慣れな方ばかりという状況も考えられます。
こういった職場では、普段の印刷やFAXの送受信はともかくちょっとしたトラブルが発生した場合に復旧作業を行うことができず、サポートの業者に対応してもらうまで業務が滞ってしまうというケースがあります。
こういった事態を避けるためには、操作方法がシンプルでトラブルシューティング機能のしっかりした機種を選択することがおすすめです。
また、営業所が近くにあり、サポートスタッフがすぐに駆け付けらえる体制が整っているか否かも重要なポイントです。
データの送受信を多く行う
PDFファイルなどのデータの送受信を多く行う場合には、無線Wi-fiに対応した機種を選択することがおすすめです。
インターネットに接続をすることで、機種によっては複合機から直接データをパソコンに送信することも可能です。
有線での接続に比べて、無線の場合は場所を選ばずに設置できるので、オフィスのスペースを有効活用できます。
3、まとめ
複合機、プリンターのおすすめメーカー、ポイントについて紹介しました。
複合機やプリンターは、国内の主要メーカーのものはいずれも品質が高く、どのメーカーのものを選んでも大きな失敗はありません。
より満足度を高めるためには、メーカーの特徴を踏まえ、要望に見合った製品を選択することです。
オフィスの状況に応じて、機種の特性を考えるのも非常に重要です。